元保育士の笑顔になる子育ての種

元幼稚園教諭、保育士が親も子どもも笑顔になる子育てを紹介しています。

分からない言葉が分かるに変わる話



最近1子がテレビを見ていると旦那がよく言う言葉、「後ろに下がって」
これ何気ない言葉ですが、2歳児の1子にとっては結構難しい言葉です。
なぜ難しいのか、またどのような表現を使えば子どもに伝わるかをお伝えします。

「後ろに下がる」という言葉が難しい理由


まず「後ろ」という言葉が分からない
形のない言葉(例: 前後左右、昨日、今日、明日など)は形のある言葉(例: 食べ物、色、動物の名前など)に比べると覚えにくいです。

言葉は出たとしてもその意味を理解して使えるにはもう少し時間がかかります。
「後ろに下がる」と言われると、後ろって何?後ろが分かったとしても、どれくらい下がる??
つまり言葉が抽象的で子どもには難しい表現 だったのです。

どのように伝えたらいいか


言葉が抽象的であれば、それを具体化してあげるだけで行動に移せます。

例えば「後ろに下がる」だったら、下がって欲しい位置を指で差して「ここまで来て」と言うだけでいいです。
ソファーの上なら「ソファーに座って見て」等来て欲しい位置を伝えるだけで行動に移しやすくなります。


もしまた前に行きすぎた場合、「そこで見るんだった?」と どこで見るか思い出せるような声かけをするとまた行動に移す事が出来、 徐々にテレビを見る時は後ろに下がって見るんだという事が理解出来るようになっていきます。

この時期の子どもは繰り返して覚えるので、焦らずに何度でも思い出せるように声かけをして身につけていけるようにしてみて下さい☺︎